2018-01-20

小室哲哉の会見で

心が締め付けられたことはたくさんあるのだけれど、あの、小室哲哉が、

「もう何年も男性機能を失っている」

などというカミングアウトをしなければならなかったことに、何とも言えない悲しみを覚えている。

全盛期の小室哲哉は、モラルなんて全然ない、有り余る才能と金に物を言わせ、やりたい放題やる男だった。

控えめに言って音楽がなかったらほとんどただのクズ、いや音楽があってもただのクズだった。

そんな彼が、自分には男性機能がもう働かないか不倫なんてない、けれどこれを戒めとして音楽を辞める、と、それを失ったらもう彼が彼でないものを全て捨てていいと言うほどに、何もかもに疲れてしまっていること。

ただただ悲しく、ただただ虚しかった。

こんなもの見たくなかった。

満員のスタジアムスポットライトに照らされて、照れ臭そうに片手を上げて去っていく彼。

女癖が悪くてモラルのかけらもないけれど音楽神様だけには愛されてる、そんなクズのままでいいから、そんな彼を見送りたかったよ。


この会見が、この後しれっと復帰するためのセルフプロデュースだったらどんなにいいかなと思う。

やっぱ正真正銘の最低なクズだったな、って腹を立てながら、でもそれでいてとても嬉しいと思う。

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