まじでいい加減にしろよ。お前のせいで今日は大変だったんだぞ。お偉方のみなさんが田口さんのところに謝りに行って。お前逃げ回ってないで素直に謝っとけよ。お前は彼に恥をかかせたけども、お前は知らなかったかもしれないが、彼は田口さんの甥っ子なんだぞ。お前も知ってる通り、俺たちの業界の影のボスは田口さんだ。俺はお前のためを思って行ってるんだぞ、同期として。お前は彼につまり坊ちゃんに反撃できてすっきりしてるのかもしれんが、お前これからやばいぞ。お前が今後干されることは当然として、それだけで済めばいいんだけどな。だから俺はお前に言いたいんだよ。田口さんに謝りに行けって。田口さんはおろそしい人ではあるが、話のわかる人だ。筋の通った話は理解できる人だ。お前が誠意を見せれば田口さんは許してくれるだろう。今回の件に関してはお前が一方的に悪かったわけではなく、坊ちゃんつまり彼にもまた問題はあったわけだ。田口さんは男女差別をしない人だからその辺のことは理解してもらえるだろう。お前はとにかく田口さんに謝りに行かなきゃいけない。できるだけはやく。遅くなればなるだけお前の立場は悪くなるぞ。うちの会社はお前を処分すると言っているが、お前が田口さんに謝って、田口さんが許しさえすればうちの会社としてもお前への対応は変わってくる。お前が今後もこの業界で仕事していきたいなら田口さんに謝りに行くことだ。ちなみに手土産として銀だこのたこ焼きだけはやめておけ。田口さんはああいう邪道なたこ焼きを好まない。お前が謝りに行くのが恐ろしいというのならおれがついていってやってもいい。俺はお前のために土下座する覚悟があるよ。とにかくお前は彼つまり坊ちゃんに必要以上に恥をかかせたわけだし、その点については謝罪する必要があるよ。お前、それがけじめってもんだろうが。