子の老化による影響
卵子は年齢と同じだけ歳を重ねる
卵子の元となる原始卵胞は生まれた時にはすでに卵巣の中にあります。
つまり、原始卵胞はご自身の年齢と同じだけ年を重ねており、20歳の時に排卵した卵子は20年たった卵子で、30歳の時に排卵した卵子は30年たった卵子になり、どんなに見た目が若くても、卵子の年齢はご自身の年齢と同じになります。
では、卵子が年を重ねる(老化する)とどうなるのでしょう。
卵子の見た目の色が悪くなる?しわしわになる?いいえ、そうではありません。
卵子が老化すると、卵子のまわりの細胞は機能していても、卵子は受精卵や胚にならなくなってしまう事が多くなってきます。
他には、染色体異常を持った卵子が多くなることがあげられます。
原始卵胞は、第一減数分裂の途中で眠ってしまった細胞です。途中まで減数分裂をしていたのですが、それを終えることなく眠りについている状態が、場合によっては何十年も続きます。
やっと眠りから覚めて、減数分裂を完了させようとしたとき、本来なら、2つに上手にわけられるはずだった細胞が、どちらかに多くいってしまうことがあります。