2017-07-16

https://anond.hatelabo.jp/20170714220526

頭文字Pの激安カット店では九部九里いや十割の確率腑抜けてやる気の欠片もない床屋もどき担当につく。

彼らは客が目をそらしたり瞑ったりすると容赦なく手を抜きバリカンを駆使してくる上、

切ってほしいところは切らず切らなくていいところは切りすぎるあまり

客が指示を出さないとベトナム小学生みたいな刈り上げタラちゃんヘア崩れにしかできない。

なので代金を支払ってその身を差し出す我々は、いつ愚行に走るかと肝を冷やしつつ、

ミラー越しに金剛力士さながらの面様を携えこの昼行灯の所作監視するわけだ。

しかし出来損ないほど反発心が強いのが世の常で、

注文をつけすぎたりあからさまに不信感を醸したりするとかえってカットが雑になってしまう。

その為たるみきった表情で我らの髪を弄る姿から心の機敏を読み取り、時には監視の目を緩める必要もある。

とにかく自分ヘアスタイルの、その今後一ヶ月の命運を握る鋏に細心の注意を払っているんだよ。

切られる方のこの私が。

記事への反応 -
  • みんなどこを向いて切ってもらっているの? 前に鏡があるけど、ずっと鏡に映った自分を見つめながら切ってもらっているの? それともどこか別の方向を見ながら切ってもらってる...

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