別に間違いや都市伝説が広まり続けるのは「精神障害」とか「面白いから」とかいうわけではない。
デマとされる間違い情報は、疑問に対する回答として出てきたものであり、間違いを指摘する場合には「それはデマだ」で終わらずに正答を示す必要がある。「~でない」ではなく「~である」が必要である。
しかしデマ指摘は往々にして正答を示すことは少ない。なぜなら正答を示すには相当な熱量で取材や調査をする必要があるからだ。専業ライターや専業記者でない限り、一介のデマにそこまでやる人は少ない。そもそもいくら調べても正答が出て来ることも少ない。せいぜい「~の可能性が高い」までしか示せない。