2016-10-18

仮想現実世界の別次元

仮想世界に生きていたときは、「仮想友達」や「仮想恋人」で十分満足だったんだけど、

現実世界に本腰(commit)を入れれば入れるほど、「現実友達」や「現実恋人」が欲しくなる。

これが人間の「普通感覚」だと思う。

そしてそれは決して、仮想世界友達恋人に不満があるわけではない。

彼ら彼女らは、十分過ぎるほど十分に友達であり恋人であると感じる。

しかし、その仮想世界の余剰をもってしても現実世界の欠乏に充てることはできない。

なぜなら「次元が別の世界」だから。換算不可能性がある。

できたとしても「部分的に」だ。

「そう思え」と言われれば思えなくもないけれど、逆に「そう思え」と言われなければ思えない。

そのような性質のものだ。

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