そこまで単純な話だったっけ。
あの小説のキーワードは「対立」「矛盾」「葛藤」にこそあるんだと自分は感じたけど。
ドストエフスキーの小説に出てくる無神論者はほとんど必ず悲劇的な結末を迎えているけど、だからといって「だから無神論者はダメなんだよ」って結論は出してなくね?
終わりのない葛藤だけがある、すなわち、ひとつだけの答えはない。
登場人物たちが、それぞれの立場でそれぞれの考えに従って生きているだけ。
登場人物たちが奏でるポリフォニーを、ただ現象を描いているだけで、「これが答えだ!」ってものをドストエフスキーは提示していないように思う。
カラマーゾフ読んだけど、よく分からんかった。 (1) 大審問官の話 ⇒ 神いないんじゃね?(問題提起)。 (2) 神が居ないとすると善行も悪行もないよねぇ(イワンの思想)。 (3) 善悪が...
そこまで単純な話だったっけ。 あの小説のキーワードは「対立」「矛盾」「葛藤」にこそあるんだと自分は感じたけど。 ドストエフスキーの小説に出てくる無神論者はほとんど必ず悲劇...
レスどうもどうも。 その通りだな。単純化したのは拙速だった。 神が居るか居ないか以外のテーマがいまいち見えないんだけど、なんかないのかな。
典型的なのは、父親殺しとかかね。 他にも貧困、信仰と裏切り、狂気、人間の多面性とか、色々ありすぎるくらいにあるように思う。 解説本とか書評ブログとか読むと、新しい発見だっ...
何となくたくさんテーマはあるんだろうなってのは分かるんだけど、それぞれの問題について作者の答えをばしっと書いてくれないから困る。自分でこうかな?って考えてもそれを検証...