重く垂れ込めた雲は空を覆っている 今年は台風も遅かったが、遅れた梅雨が始まったのだろうか。
俺の腹の中も同じような景色だが二郎インスパイア系を晩に食べたことが原因なだけではないと思う
この突然やってくる気重は躁鬱というやつだ。 母もそうだったから分かる。
薄っすらと死とはどういうものか考えたりしだすのだ。
電車が下に通る橋の上に立ってぼんやりそんなことを考えていると、
この視界に収まる範囲だけで数えきれないほどの人間が生活していると思うと、不思議な気持ちになる。
みんなみんな、こんな下らない日常を生きていけるだけの力をどこから得ているのか・・・。
あるいは俺の知らないなにか面白い事が世の中にはあるのかもしれない。