周囲のみんなが進路を決めて前に進んでいく中、自分は何もわからず、興味も持てず、ただ時間が経つのを待っていた。
自分の選択にケチをつける人しか周囲にはいなかった。
いつしか選択することをあきらめていた。
気付けばみんな遠くの地へと旅立っていた。
そもそも「みんな」なんてものとつながりもなかった。
自分は人と積極的につながろうとしなかった。
受け身でしか行動をとれなかった。
自分の選択にケチをつける人しか周囲にはいなかったから。
自分が許されなかったことを、平然とできる人間を見たとき、
そいつと自分との差に動揺する。
そいつを否定することで自分を保とうとする。
自分の選択にケチをつける人しか周囲にはいないのだ。
自分は精一杯譲歩して相手の要求を呑んでるのに、相手からの積極的な譲歩には全く満足できない。
自分の選択にケチをつけておいてよく言うよ、と内心舌打ちをしている。
自分に対して積極的な許容を示す人間が欲しい。
積極的に許容してくれないと、自分が許された感じがしない。
フラットな状態での付き合いでは相手を信頼できないのだ。
Permalink | 記事への反応(0) | 12:32
ツイートシェア