映画の内容がわからなかった。27歳になり無職になった子がヒロインなんだけど
なぜか、その子に感情移入をし過ぎてしまった。その子のパートになり目が滲み鼻をすすってしまう。
隣に座ってた人が、それに気付いてこっちに視線を飛ばすのがわかった。めっさ、恥ずかしい。
もう、こうなってしまうと、スクリーンとの焦点はブレブレで、思い出が勝手に蘇り、その間だけ話が飛ぶ。
完全に迷子になることは無かったが、ヒロインが立ち直る理由が飛んでしまった。
前向きになるヒロインに対して、感情移入しすぎた自分は、ただ置いてかれる。
隣の席からすすり泣く声が聞こえて、感動するシーンだとやっとわかる。
シートに沈み込んでしまったので、だるくて立ち上がるのを億劫にしてると、隣の席も立ちあがらない。
映画の終わりの余韻に浸ってるのだろうか。
終わった実感さえ無い自分には、何かを強制されてるような感覚になり億劫になる。
劇場を出ると、風が冷たい。ぽーっとする。頭が痛い。