買い物帰り、駅から家に帰るのに一人で歩いていると声をかけられた
声をかけられてうれしいし、飲みにも行きたい
だがしかしまて、似たようなことは以前にもあったじゃないか
いきなり道で「友だちになって下さい」と言われてちょっと喜んでると、実は宝石・貴金属のセールスマンだったってやつ
そうだ道でいきなり好意的な声掛けなんて、世の中ではそういうもんだと決まってる
「スミマセン」と断る
「スミマセン、(声かけてくれて)ありがとうございます」と返した
相手はさっさと別の道を去って行ってしまった
(以前セールスマンに声をかけられたときも、けっこう気持ちが弱くなってた、今も弱ってる)
(そういう弱ってるオーラが出てるんだろうか)
(けど本当にナンパだったらどうしよう。本当に飲みに行きたい人だったとしたら。)
(…悪いことをしてしまった。それにもったいないことをした。)
(以前のセールスマンに比べると、営業っぽさが足りなかった気もする)
(見ず知らずの人にいきなり声を掛けるのはすごく勇気がいることだ、経験あるから分かる)
(好意で声をかけてくれたんだとしたら、…いやそんなはずは)
そんなことをぐるぐる考えてしまう
何を思っても今となっては遅い
彼が悪いセールスマンであったことを祈るばかりだ
若くて誠実な人なんだろうなあ。ちょっとほっこらしたからおばさんお節介言うよ。 あなたが悪いことしたみたいな気持ち持たなくていいよ。 純粋にあなたと飲みたくて話しかけたんだ...