辞めてすっきりした。
高い入会金支払って、高い年会費を払って、結局、得たのは「屈辱感」だった。まあ、選ぶ方も選ぶ方だから、そりゃ、無理だといえるような申し込みをしたけど、これだけ無残な結果になれば、いったい、何のための活動なのかがわからなくなった。
今、少しは冷静に振り返る事ができるけど、やっぱり、業者は「脈の無い」やつをどうやって「脈がある」様にみせかけるか、という部分に腐心していたなぁと。勘違いでそのまま結果を出せばOKだが、結果が出なければそれはそのまま自己否定に直結する。退会直前の末期の頃の業者のコメントが本当に白々しいというか、そういう話を真剣な顔をして宣う姿には感心した(気持ち悪かったが)。
オレは容姿も悪いし年も相応にいっているので、ろくな相手が居なかったが、それでも、女の会員の方が全然多かったのは退会してから納得した。このアンバランスさは業者はわかっているんだろうけど、商売のやり方がうまくいっていない事の現れだと思う。男の方は早々に決まるかさっさと見切りをつけるかのどちらかで、残っているのはある意味強者。女の方は早々に決まるような奴はそもそも業者に登録しないし、容姿端麗で登録してくるのは「訳あり」が多い。
業者からは「容姿にこだわるな」と何度も言われたが、男も女もどっちもどっちだ。ブサ面やブサイクには目もくれず、イケメンや美人にばかり申し込みが集中する。
オレが登録していた業者は割と厳しい事を言うという触れ込みだったが、実際はどうだったか。他の業者の事はわからないが、たぶん、傾向は同じだと思うけど、女に対しては甘い。男に対してはとにかく我慢を強いる。今、振り返ると殺意が芽生えるけど、業者に会うたびに容姿を「粉飾」する事をすすめられた。女なら整形をすすめるようなもんだが、男だからそんな屈辱的な話を浴びせてもOKなのか。
もう二度とあのクソ業者と関わる事は無いし、永遠に会う事も無いからメンタルヘルス的には良化した。ふとした瞬間に沸き上がる苛立ちは結局、婚活そのものに対する苛立ちだったんだな、と今になって思う。