テレビやら新聞やらが、東日本大震災振り返りシフトに入っている。
被災地の今も伝えられている。
復興への道程は今どのぐらいか、という切り口のものを多く見かける。
地震のあった年には、まだ、たまに、以前と同じ町には戻らない、とか、
元々緩やかに消滅に向かっていた町の、消失が突然訪れたんだという論調も見かけたのだが
最近はそういうのもあんまり見かけない。埋もれてるだけかもしれないけどさ。
東日本大震災の被災地が復興する、というのが、どういう状態を想像しているんだろうか。
その辺のイメージが、イマイチ良く見えてこないのが、何ていうか偽善的で気持ち悪い。
震災の半年後ぐらいから去年の始めぐらいまで、ボランティアで、ある町に、2月に1度通っていたのだが
地元の人と話していても、そういう「どういう状態にまでしたいのか」と言うイメージが伝わってこなかった。
そういうもんなんだろうか。そのように、ある程度共通のイメージを持たぬまま、カオスに詰み上がっていくのかな。
それはそれで、悪くない感じもしないでもないけれど。