想像には難くないだろうけれども、私は幼稚園児のときから大学生となった現在まで「陰キャラ」の部類に属してきた人間である。
当然、それ同士でくっつくし、今回集まったのも高校の2軍3軍のグループ4人だ。
我々は盃を交わした。
その影に、血潮は顔を赤く染めた。
一通りの近況報告をすれば、あとはひたすらに下ネタとバカ笑いを垂れ流すのみである。
この方法ならば誰も傷つけないと私は思っているし、大学生の知識をつけた下ネタは新鮮である。
法学部に入った者は裁判の傍聴で、痴漢をしてしまったお爺さんが検察官にAVの嗜好を問われていた話をしてくれて、これにはかなり笑わされた。
カルピスを頼んでから届くまで時間がかかったことを「遅漏だから出すのに時間がかかりすぎ」とか「3回以上頼んでるから味が薄い」等々茶化していた。