そいつとは何故だか一緒になることが多くて(お互いボッチだった。要するに集団からあぶれていた)
必然的に話すことも増えて、毎日話すようになっていたが、その口癖がどうにもうざったくてしょうがなかった。
いいやつなんだけど、たまに覗く他者否定と自己主張の激しさにうんざりすることもあった。
就職してからもたまに会って飲んだりするが、相変わらず口癖は変わっていなかった。
転職の話になって、少し相談じみた話をした。まあ正直今の職場は居心地がよくなくて、うんざりしていた。身体がついていかない感じ。
そんな俺の話を聞いたそいつは「本当にそれでいいのか?」っていう。
その時、外見は笑って「わからん」と返したが内心かなりむかついていた。
なんだよ、お前に俺の何が分かるんだよ。
と同時にグラついていた。
俺が今考えて、実行しようとしている事は馬鹿なことなんじゃないかって思えてきた。
しかしあれから2週間とちょっと経ったが、やっぱりこんな会社辞めてやる、としか思えない。
こんなとこで摩耗するなんてどう考えてもソンだろ。