2014年11月6日
弾丸のように昨日の出来事を投下するあの子のLINEを訝しげに思いつつも
1つ1つに丁寧に返事をする。
返事なんか求めてないのだとは分かっている。
あの子はただ自分の身に起きた出来事を吐き出したいだけなのだ。
いつも自分の話ばっかり。
吐き出す相手は私である必要はまったくない。
それどころかあの子にとって、その吐き出す先は人間である必要もない。
道端でも、原っぱでも、トイレでも、どこだっていいのだ。
その多大な選択肢の中に私が含まれているという、ただそれだけの事なのだ。
そんなあの子から「親友」だなんて言われると私は何も言えなくなる。
「親友」だからあの子の吐瀉物を受け止めなければいけない。
そんな想いが駆け巡る。
「親友」という言葉の呪いのせいで私は何も言えなくなる。
押し付けられた役柄をこなそうと必死に立ち回っている私の存在は
「あの子」という人生の舞台に花を添えるための単なる脇役なのかもしれないと思った。
Permalink | 記事への反応(1) | 00:06
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http://anond.hatelabo.jp/20141107000615 昔あなたのような『親友』がいました。 いつも話を聞いてもらって励ましてもらって。 そのうちに私にとってとても大事な人になったけれど、付き合っ...