わたし男だけど、男性が体験できないっていう意味では「鼻の穴からスイカを出すくらい」でいいんじゃないかしら。
あのね、わたし前に母が乳がんになって手術したんだけど、手術直後は痛みどめが効かなくて痛い痛い言ってたのよ。つらいわね、肉親が苦しむのを見るのは。それはそうと痛みの話よ。ほら、乳がんってあんまり男性は罹らないじゃない。だからそれきっかけで生じた痛みの強さも全然想像がつかなかったのよ。体を切ったから痛いのか、体の一部を失ったから痛いのか、わたしこんな口調だけどわかんなかったのよ。見てるこっちはホント泣きそうだったわ。
だから「鼻からスイカ」っていうのは女性の体感っていうより、周囲の男性の心構えとして想定しておくといいと思うのよ。無痛分娩なんかの話で出産の痛みはどうのこうのって話になるでしょ?ああいうのってホント不毛!いかに後で幸せが待っていようと痛がる妻や娘を見るのは多分すごくつらいわ。だから男性がそれに耐えられるように備えておくのは悪くないと思うのよ。
ちょっとうっとおしい話だったかもしれないわね。でも読んでくれてありがとう。誰かがなんとなくこういうことを意識するきっかけになれば筆者の喜びこれに如くはないわ。