父親の二度目の失職から1ヶ月たった。そしていまだに自分の人生に落としどころを見つけられずにいる。
その内容について、息子としてケチをつける気はない。私をはじめとした家族さえ説得できれば。
私はこれからも就活が控えている。というか、夏採用のピークが過ぎた。
盆の帰省だって、「御社でやりたいこと」以上に「父親のやりたいこと」に頭を悩ませていた。
自分はどんなに状況が悪くとも打開策を見つける性格からか、率先して長男としての役目を務めてきた。
ただ、いくら長男が心を砕こうと、あなたが決めなければ先に進まない。
私はまだ20代前半。50代のいわゆる「最後のチャンス」への鬼気迫る感覚は理解しがたい。
もしかしたら、チャンスでもなく、残された最後の可能性なのかもしれない。
それが本当に「最後」なのか、もう一度考えてほしい。
どのような年齢であっても、実現する人は実現する。年齢なんて関係ないはずだ。
それでも「最後の可能性」でありながら、直前になっても腹が決まらないのは、
最後だ最後だと気負って、人生の落としどころに無理をしている。