昔staticおじさんとか騒動になっていたわけですが、その時は「OOPはそんなに難しいものじゃないのに、なんでこんなのも分からないんだ?」と思っていたわけですよ。
ところがFPをある程度学んで、OOPにふと戻ってみて気づく「OOPって面白いけど、凄い難しいジャンルなんだな」という。
なんでOOPが難しいかと言えば、OOPが多分に「工学的」なモデルだからではないかと。
FPは「数学的」で、ある程度答えの出し方とか、分析の仕方とかが確立されている視点で、プログラムを扱うので、そういう意味では簡単なジャンル(もちろん全てが分かるほど簡単なわけがないけれど)なわけですよ。
プログラムを扱うために役に立ちそうな道具が、数学という世界には沢山転がっているので、色々と使えるわけです。
でも「工学」は難しい。
「工学」を学問として扱うのは、多分「経済」を学問として扱うのと同じくらい難しい。
なんというか、今のところ正解を誰も知らない世界なわけですよ。
もちろんFPでプログラムを書いたところで「これが正解のプログラム」なんてものは出てこないけれど、でも「とりあえずこのツールを使う分には、これが正解」みたいなのは見えやすい。
工学はそれすら難しい。
でもそれゆえ、わくわくする煌きを未だに秘めている。