うちも癌家系で、僕もいつ発病しても不思議では無いのでびくびくしている。
母は今の僕の年よりずっと若く、29の時には発症して闘病を開始した。
母方の曾祖父も、祖父も祖母も父方の祖父や叔父も癌になっている。
さて、僕も結婚して、子供も出来て、生活をしているんだけど、この前、ふとそろそろ癌になってもおかしく無いと思い立った。
ついては春になったら癌検診を受けようと思っている。姉と妹にも勧めたい。
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で、もし癌だと告知をうけたとき、僕は治療をせずにはいられないと思う。
巨大な災害に襲われて、無駄だとわかっても逃げ出さずにはいれないだろう。
治療の放棄は、もしかしたら助かったという可能性ではなく、ただ無言で死を迎えるのが耐えきれないから僕には出来ない。
大抵の人は人生に未練があるんじゃないだろうか。
達観して死と向き合えるほど僕は強くないし、見苦しくてもなにかにすがると思う。