高度成長期からバブル期まで、むしろ正規労働者が足りない様な状態だったから、
経営者側(士)としてはそれを採用し、「安定」という要素をほぼただで付けてあげることで正規労働者(農工商)を上手く治める事に成功した。
だがここでは、さらに下の非正規(えた、ひにん)については無視されている。
そのような者達は元々弱者な上、絶対数も少ないので何を言われても何も問題なかった。
そして現在、非正規が多くなり、さらにはインターネットと言う道具により弱者の声が直接世界に広まるようになった。
これによって、これまで無視していた人々の声がでかくなり、無視できなくなって来ている。
だが一方、正規の人間を無視することも出来ない。彼らもまた、その下へは絶対に落ちたくない、と今こそ強く願っている。
それら下が居ることで、悪条件の中働いていても、正規だ、という事でプライドを持ち、気分を保ち、上に氾濫する事を避けている。
さて、この状態を一体誰がどう解決するのだろう?