2013-06-21

俺的俺妹END

12巻P242から


「――どうかな?」


――卒業まで、二人は期間限定恋人になる。

――卒業したら、二人は普通の兄妹に戻る。

桐乃が願ったのは、好き合っている兄妹の現実的な落としどころだった


まるでいつもの……人生相談のお願いのような言い方だったよ。

色んな意味で――短くて、大切なお願い。

『俺たちの悩み』のすべてが詰まった台詞だった。

俺は――


「桐乃、俺は今まで沢山お前の無茶な人生相談にのってきた。

エロゲーをやらされたり、買いに行かされたり。

エロゲーを棄てようとしたお前を止めようとしたり」


「京介・・・・・・」


「その度に俺は思ったんだ。

お前はエロゲーが好きな変な奴だけど、好きなものを好きだと言って諦めないのはスゲーって。

なあ、俺は好きな物を諦めないお前が好きなんだ」


告白成功して、気持ちが通じ合っても。

現実的な落としどころを見つけなくてはならない。


でも、妹が自分好きな物妥協しようとしているのなら、きちんと前を向かせてやるのが兄貴仕事だ。


「だから桐乃、もっと俺を信じろ。

エログをあきらめなかったように、現実をあきらめないでくれ。

俺がなんとかするから、俺とずっと恋人でいてくれ」


挿し絵:http://bit.ly/11CriLm

  • その展開は無理だろ。 最終刊には高坂家の両親の描写はゼロだ。 麻奈実を当て馬にするので精一杯だった。 両親を出すだけで壊れる程度の結びつきしか書けなかったんだよ。

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