2013-04-13

考える機会の喪失

本を読んで自分で考える間もなく末尾のあとがきや解説を読んでしまうと、かなりもったいない

物語解釈や背景に対して偏見を植え付けられてしまって、まっさら自分として考えることができなくなるから

でももったいないとわかっていても、未読部分を残したままにしておくのは居心地が悪いから読んでしまう。

本だけじゃなくて、とりあえず何かをインプットしたときモヤモヤした気持ちの落とし所をググって探したりすることもしかり。

タイトル名 考察とか、タイトル名 感想とかでググったりとか。

そして自分の気持ちや求めるものに近い文章を見つけて安堵する。

そこにあるのは自分言葉じゃなくて、あくまでもそれを書いた人の言葉なのに。

そうやって錯覚したまま、気づかないうちに自分考える力というものがどんどん衰えていってしまっているんじゃないかと恐ろしくなる。

なんの偏見もなく、自分だけの力で考えることができるタイミングは本当に限られている。

それを自覚しないと。

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