明け方見た夢。
枕元に姿見が立てかけてあって、コツン、とちょっとした衝撃でひびが入り割れてしまう。
横たわった自分の身体を覆うように粉々に砕け、鏡の破片はガラスの塊になる。
ガラスの塊は角はとれ丸く、刺さる事はない。コロコロと四方に転がって行く。
近くに居た姉と拾い集め片付ける。
怖くもないし痛くもない、むしろ美しい夢だったのだが
意味を調べると凶夢、『別離。裏切り。トラブル。破局。失望。病気。不運。』
ただ、「不吉な感じのする夢ですが、その逆で、良い事があります。」
と言っている人もありそれを信じよう。
こんな夢を見た原因はきっと
会ったと言っても大人数が集まった宴会で、なんだが。
その人と自分はその昔、お互いを思う気持ちはあったのだが
もろもろの要素が重なり付き合うには至らずそのまま友達となった。
この人を裏切るようなことはしない、と心に決めている。
『別離』が当てはまるとしたら
その昔好きだった人との本当の別離、であれ。