「無力の自覚は支援者に必須」という言葉をここで貰ったことがある
今それを思うと、このエントリのタイトルの言葉を思い出す
デボラの世界という小説の台詞、及び原作のタイトルだ
心理的・医学的・薬物的等々のアプローチで問題は解決するだろう
けどきっと、不幸や苦しみが消えるわけではないんだろうな
何の苦痛もない世界を約束できるわけではないから
にもかかわらず、倫理規定で強制の入院措置をしなければならない矛盾が痛い
自殺をするにはきっと、するだけの理由がある
それを正当化するだけのエピソードがある
もしかしたら、下手な治療によって現実をみてしまうよりはずっと良いかも知れない
生きる事が良い事だなんてとってもじゃないけど言えない
「I never promised you a rose garden.」
この言葉は、治療者の免罪符や逃げなのかも知れない
クライアントもセラピストも、生きる事の大変さを知ってなければならない
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