http://plaza.rakuten.co.jp/nakedfish/diary/201108090000/
違う。そうじゃないんだよ。
旦那に「ノー」と言われたら、こちらも「ノー」と言い返せばいい。嫌だ、あなたがやってくれ、と。
そのときに、「私がやったんだからそちらも、という見返りを求めて」はいけない。
ただ単純に、旦那が「やりたくないこと」はやらない、というのと同じレベルで、「病気になったとき」はやりたくない、と言えばいいんだ。
それが、「manipulative」でないってことなんだよ。
双方が同じレベルで主張をしたとき、まっとうな対立が生まれ、交渉ができるようになる。
そのときに初めて、普段「大変尽くしてあげた」のだから今回は「やって」ほしい、と言えばいい。
どういう選択を相手に与えるかという問題なんだよ。
あなたの主張は、普段私が世話をしてるんだから、今回はあなたがしなければならない、というものだ。
相手に選択の余地がない。だからmanipulativeと言われるんだ。これじゃ交渉としてフェアじゃない。
もしもそういう主張をするなら、あなたは一番初め、旦那の世話をするときに、今回私が世話をするから、私がダウンしたときは世話をしてほしい、と言うべきだった。
それが受け入れられないなら私は世話をしないが、どうしてほしいか、と相手に選択を提示すべきだった。
それをしないから、相手は後出しの交渉自体を卑怯なものと放棄して、「ノー」と言ったんだ。
そうでないなら、旦那に世話を要求する際に、今まで「旦那が病気になったとき」に「世話をした」ことを理由に持ち出すべきじゃない。
ただ単純に、「ノー」と言い返すべきだ。
そうすれば、旦那には、自分が妻の世話をするか、または、世話をせず、妻の機嫌を悪くし、もしかしたらこれから病気になったときは世話をしてくれなくなるか、という選択が与えられる。
これなら、公正な交渉であり、一方が他方をmanipulateしてる、ということはなくなる。
ただ、この文章で、あなたの考え方はともかく、行動は批判するつもりじゃない。
夫の方から見れば、あなたが「尽くしてあげた」ことをタテにしようが単に「ノー」と言おうが、世話をするか世話をしないかという二つの選択があることに変わりはない。
つまりこの場合あなたがmanipulativeに振る舞おうがそうしまいが、夫に大した違いはない。
夫はmanipulativeなのが嫌だったのか単に世話したくなかったのか知らんが、ヘンな理屈つけて、良い関係を保つためにすべきことをサボってるに過ぎない。
もしまっとうにmanipulativeであると批判するなら、私が今上に書いたようなことまで含めてあなたに話して聞かせるべきだった。
あなたが旦那に見切りをつけたことも、まあ当然と思う。
結果を見れば、旦那はあなたがして欲しいことをしてくれなかった、だからあなたは旦那と別れた、ということに過ぎない。
あと、あなたの子供の教育に対する考え方は決定的に間違ってる。
どこでそういう勘違いをしたのか知らんが、教育は、無関係なことで「脅したりすかしたり」、余計な「罪悪感を植えつけ」て子供を怖がらせることでは断じてない。
そういうことをすると、子供は関係のないこと同士を結びつけて考える呪術的な思考をするようになるし、他人の感情でしか行動の是非を測れなくなる。
そういう考えは即刻やめなさい。
親はあらゆる行動について子供を納得させるべきだし、子供が納得する説明ができないのは親の不勉強だ。
実際的な問題としてそうするしかない場面があるのは分かるし絶対にするなとは言えないけど、積極的にすることじゃない。