「頭がいい(≒成績がいい)」ことがもてはやされるのは、いい会社に勤めていい仕事をする能力があり、いい給料を稼ぐことができる、とみなされるから。
言い換えれば、頭のいい人は(資本主義社会の)良質な労働力として社会から期待されているわけだ。金稼げよ、って。
だから親も国家も教育に「投資」するんだよね。塾行けよー、とか。国立大学の授業料は安いよー、とか。
でも、頭の良さにはざっくり言って二種類ある。
一つは、効率よく物事をこなす能力。最小の努力で最大の成果、みたいな。東大の入試問題とか、この能力を測る典型でしょ?(たくさんある問題から簡単に解けるものを効率よく正確に迅速に解いていく競争)
もう一つは、物事の本質の探究にエネルギーを注ぐタイプ。「どーなってんだこりゃ?」って疑問に思うことを徹底的にじっくりと掘り下げていく。研究者系。
後者の方がカッコよくみえるよね?本当の学力ってのはこーゆーものだ、効率重視なのは見かけ倒しのハリボテに過ぎん、って。はてなスノッブのみなさんはもちろん、一般的にもそう思われてる。気がする。
でも実際は、明らかに前者の方が優遇される。だって、後者は労働力として役に立たないもん。
だから大学で哲学博士とかとっちゃうと、そりゃまあ普通の人より「賢い」んだろうけど、「労働力」としてはバッタみたいなものだからどこの企業も欲しがらない。
じっくり時間をかけて考えたり小難しい本を読んで悦に入る人たちは世間から疎まれる。
「大学でハイデガーの研究をすることで将来何の利益を生むんですか?われわれの税金も使っているんですよ?科学技術なら将来なにかに化けて国に貢献するかもしれません。でも実存主義を教えたところで自殺者を増やすだけじゃないですか。だから科研費は人文・教養系全部カットね」
結論を言うと、じっくり考えるタイプの頭のいい人は、社会に出ると単なるデクノボーっていうこと。増田の僻み?
要するにあれだ。「足が速い人」と同じぐらいの価値。へ~すごいね~、ぐらいの感想しか持たれない。でも小学校ではチヤホヤされただろ?でも会社で「俺、100m10秒台出せるっす」とかいっても合コンの時の話の繋ぎぐらいにしか役に立たない。
でもこのタイプの人間も学力テストではそこそこいい点数とれたりするんだから始末が悪い。
「俺って頭いいじゃん!」って錯覚するし、周りも「○○くんすごいねー」って言ってくれる。いい大学にも入れる。
この資本主義社会では頭(≒効率)の良い人間は良質な労働力とみなされるから、いろいろ丁重にもてなされる。
だから、研究者タイプの頭の持ち主は、天上から一気に地べたまで突き落とされる。社会に出た瞬間。その落差たるや凄まじい。凄まじいから嫌になってひきこもる。社会から逃走する。あるいは大学に籠城する。行き着く先はニートか自殺かウシジマくんか。
まあ、超天才はこの話カンケーないっすけどね。トントン拍子に学者なり評論家なりになって食っていけるし。でもそれはごく一握り。学生ってすぐ「あの教授バカだよなーまじうぜー」とか言うけどそれ完全にお前のペガサス幻想だから。いくらボロクソに言われようが、やっぱり東大の先生は天才なんだよ。でも東大の学生がみんな天才である保証はない。足だってムチャクチャ速い天才児はオリンピックなりなんなりで活躍できるっしょ。
長々と書いたが、要するに、わたしは、社会のゴミだ、ということの確認です。
こんなの当たり前だ何甘えてやがるファック?長いから3行で?自分語りはチラシの裏に書いとけ?
いーんだよ。どうせ増田だし。こういうときの増田だし。やっぱ誰かに聞いて欲しいし。いーじゃん。近藤さんありがとー。
ねえ みんな
なんで私をそんなに誉めてくれたの!?
私のどこがそんなに優れてて
いっぱい賞状やトロフィーをくれたの!?
みんながあんまり誉めたりするから
それで このザマよ
私なんてホントはダメダメだったんだ
何の保証にもならない数字で
勘違いさせないでよ!!
後者の方がカッコよくみえるよね?本当の学力ってのはこーゆーものだ、効率重視なのは見かけ倒しのハリボテに過ぎん、って。はてなスノッブのみなさんはもちろん、一般的にもそう...
同じく前者の方がかっこ良く思える。 一般的にもそうじゃない?後者は「学者バカ」とか「専門バカ」とか影で言われるタイプだよね。
前者の方がカッコよく思えるに1票。親類に東大教授がいるけど、天才とは思ったことないが効率よく物事をこなす能力と世渡りの才(人を惹きつける魅力みたいなもんか?)があるな...
ようするに後者はオタク気質ってことなんだろう。
論理飛躍してるよ。 「効率よく物事をこなす能力」がある人間を「頭が良い」というのはわかるけど、「物事の本質の探究にエネルギーを注ぐタイプ」って、そりゃただの性格でしょ...