http://anond.hatelabo.jp/20080916195956ほど直接的でなくても、他のことについて書かれたことを適用することで面白くなる場合もある。
「本当の本当に大切なことには、理由があってはいけない - 過ぎ去ろうとしない過去」(http://d.hatena.ne.jp/hokusyu/20080916/p1)はホームレス論争に関してのエントリーのようだけれども、これをホロコースト論争にあてはめてみるとd:id:HALTANの意見を援護しているようにも読めてしまう。
d:id:HALTANの批判は、よくわからないというのを多用していることからもわかるように、論理的に緻密に組み立てられた意見だとはおせじにも言えない。けれども、本当に大切なことには理由があってはいけないという考え方を適用すると、論理的な理由によって批判するのではなく良くないと感じるから良くないとでもいうような意見に正当性を与えることになってしまうとも考えられる。
とは言っても、このd:id:hokusyuの意見が皆に受け入れられているかというと残念ながらそうでも無い。頭の良いd:id:hokusyuの緻密な意見でもあまり受け入れられないのだから、d:id:HALTANがそれよりも前に同じようなことを言っていてもそれほど受け入れられなかったのにそれほどの不思議も無いのかも。
ところが、同じことは「君らはちゃんと詭弁論理学を読むべき - 捨身成仁日記 炎と激情の豆知識ブログ!」(http://d.hatena.ne.jp/buyobuyo/20080917/p1)でも述べられているのがこれまた興味深い。
もうなんというか詭弁論理学をちゃんと嫁!ってことですよ。健全な良識や良心、他者への共感とかが、論理とか科学とか小理屈の前に、全ての前提にあるものなのだ。誤謬論と「詭弁のガイドライン」 - 捨身成仁日記 炎と激情の豆知識ブログ!とかトリアージ論争の俺的まとめ中でも紹介した部分なので、もう何度目かの引用になるがしつこく引用する。
いかに力強い言葉で説得されようと、
というのが結論であれば、断然はねつけるだけの理性は残されなければならない。
「あなたの考え方には、ついていけません」
反論はこれで十分である。
これもホームレス論争について書かれたもののよう。でもトリアージ論争に関しても適用できるとある。しかしトリアージ論争の一部としてホロコースト論争もあるわけ。そうするとこれまたd:id:HALTANの、あまり緻密で無い意見に対する援護みたいに読める。論理がどうであろうと、結論が納得で聞ければ断然はねつけるべきということだからである。
「あなたの考え方には、ついていけません」というのを「あなたの考え方は、理解できません」とすると、どこかで読んだようなものになってしまうのがなんとも。逆に考えると「あなたの考え方には、ついていけません」ときっぱりと反論した場合にも、相手によっては粘着してくることもありそう。
だからといってd:id:HALTANの結論が正しいかどうかというと、それも自明とは言えない。何が正しいかとか、何が良くて何が悪いかといったことの理由をどんどんつきつめていくと、行き止まりになるか循環論法になるしかないのだけど、その場合になにをもって正しさの担保とするのかはかなり難しい問題。正しさに理由があってはいけないのであれば、なにが正しさを規定すると考えればいいのか。今さら石に刻まれているからと信仰することも出来ないだろう。
「ベタがベタでなくなったとき kom’s log」(http://d.hatena.ne.jp/kmiura/20080917#p1)に書かれている自然科学に関する「真理の追究」については、難しいことは難しくても論理によって解明可能な問題。しかし、倫理や道徳といった人文科学に関する「真理の追究」はそれよりもずっと難しい問題。
「犀川先生ならどう答えられますか? 学生が、数学が何の役に立つのか、ときいてきたら」
「何故、役に立たなくちゃあいけないのかって、きき返す。
だいたい、役に立たないものの方が楽しいじゃないか。
最も役に立たないということが、 数学が一番人間的で純粋な学問である証拠です。
人間だけが役に立たないことを考えるんですからね。
そもそも、僕たちは何かの役に立っていますか?」
『冷たい密室と博士たち』(森博嗣)
増田って定期的に「最近は女の子をほしがる親が多い」て書き込みが出てくる。
自分の周りにはそんな人いないんだけど、どこで言われてるのかほんと不思議。
しかし、ケータイ小説は実話と銘打っていても本当に実話だと思っている読者は少数だと思うけど、
流れ見てると子供授かれるならそれだけで嬉しい、子供は宝だ。っていう
考えって、結構古臭いのかなーと思った。
もし将来私が結婚して子供が出来たら、元気な赤ちゃんを産めればいいなあ。
多分うちの親は男でも女でも大事にするだろうから、相手の親次第かしら。
よし男でも女でも大事にしてくれる一家の息子さんと結婚しよう。
この精神はいつまでも変わらずにいたいと思うなあ。
いや、酸いも甘いも噛み分けたら多少性格は変わるだろうし考え方も変わるだろうし、
何より環境の問題があるだろうと思うけどさあ。
娘にしろ、息子の嫁にしろ、女側が親の面倒をみるってのは常識なの?
少なくともウチも親も親戚も違うんだけど。これは特殊なのか?
性別解るのはずっと先だけど男の子だったら数日間くらい落ち込みそう
あんたみたいな親の元に生まれてこなければならなかった子供が不憫
いわゆる文学とか、その手の本の読者層ってのは、
こういうものが描けていることを評価するし有難がるけど、もっと別の市場があるんだって話ですな。最近はマンガですら文学的になって、そういう単純な願望の開放とか鬱憤を晴らす用途に使うことは難しくなっているし。
読者層がそういう話を好むのだから、そういう話が量産されるのは当然のような気がする。
読者のルサンチを晴らすために、悪役は悪役らしく(浮気相手の役)愚かな者はとことん愚かに(たいてい女の役)描かれ、読者の投影である>1は理想通りに行動し、最後にちゃんと悪者を懲らしめ、誤解を解き、勇者(>1)は惜しまれながら去り、とカタルシスを味わえる構成になっている。現実だと、どうしようもない理不尽さとか、最後まで解けない誤解とか、悪役になりきれないただの人間の行為が重なった結果とか、そういう割り切れないものが残るからね。
逆に自分は、こういうの読んでると素人の創作すごいなーと思うよ。読者の願望に対する嗅覚とそれを実際にやれる厚顔さがすごいと思う。>1スタイルというのか、2ch以前はなかったけど今じゃ当たり前にあるスタイルというのも考えようによってはすごい。臨場感を上げるために挿入される書き込み中の>1の描写とか。
増田は恋愛の話で溢れているけど、今の自分には関係ないなぁ、と豆腐となめこの味噌汁ときんぴらごぼうを作りながら思っていたので、昨日に引き続いて増田に書いてみることにした。
何やかんやとあって、ここ数年ずっと毎日をぼんやりと過ごしていたけれど、2年前から付き合っている彼女がいる。
思い返してみれば、3年前に前カノと別れて以来、前カノのことを引きずって落ち込んでいた自分は最悪な状態だった。仕事も辞めて、外に出ることも避け、毎日を2chとテレビと睡眠でやり過ごしていた。そんな時に出会ったのが彼女だ。
彼女とはSNSをきっかけに出会った。彼女は大学の後輩ではあるけれど、僕と面識はなかったので、SNS繋がりと言っても良いと思う。前カノの友達の友達ではあったけれど、前カノと彼女も面識は全くなく、友達からも僕のことは聞いていないようだったので、ほぼ知らないようなものだったので。
彼女は何だかんだと理由を付けて僕を外に連れ出し、僕の閉じこもった生活を少しでも改善しようとしてくれた。毎日電話をして、仕事や友達、学生時代のことを話してくれた。そして、僕のことを好きだと言ってくれた。主夫になっても良いとまで言ってくれた(彼女は有名企業の総合職なので実際に可能なのだけれど、これは恥ずかしかった
今では僕の家で半同棲状態。平日は僕が毎日夕食を作り、彼女が洗い物をする。掃除(あまりしないけど)、洗濯(週に2回くらい)、その他雑用は僕の仕事。週末は二人で散歩したり、買い物に行ったり、外食したり、大金はないけれど楽しく過ごしている。
そういうわけで、彼女にはとても世話になったし、彼女は俺と結婚したいと言ってくれるし、「そろそろちゃんと腰を据えて働いて彼女と結婚しようかな」と思い始めているのだけれど、ここで問題がある。今でも夢を見たり、電話がかかってくるんじゃないかと妄想したり、僕はどうしても前カノを忘れられない。
東京に長いこと住んでるのだけど、最近三鷹駅は電車が遅れて人が増えてくると、改札で入場制限するようになってる。
中野駅でも、改札は通れるけど階段の下で人の流れを止めてたり。
しかも警察がやってる。おまわりさんも大変だ。
昔はそんなことやってなかった気がする。中央線なんて高架になる前はしょっちゅう止まってたけど今ほど人は多くなかったような。
第二子を産むのはやめてくれ。子供のために。
優しいことを期待されて女の子っていうのも引っかかるんだよなー。
女の子だから確実に思いやりがあって優しくて老後も両親の面倒をみるなんてのは幻想じゃないか?
男だって優しくて面倒見の良い子はいるよ?
そんなの親の育て方次第だよ。
恐らく「女友達泊めても平気、だって大人だし友達じゃん!」て
言ってたのはなんだったのかってほど怒り狂うと思う。
友人で上のようなこと言って女友達泊めてた奴に限って
彼女が会社で男の同僚と徹夜作業しただけで泣きながら切れてたよ。
同性ながらこういうときの男の怒りや嘆きほどみっともないもんはない。
気をつけようと思う。
うーん…逆の立場だったとして(自分が泊まりに行く方,もしくは彼氏の方)相手のことを考えたらどう考えても誤解がないようにっていうふるまいはすると思うなぁ。自分のせいで関係がぎくしゃくしたら後味が悪いし,彼女さんに悪いなぁと思うし,もし万が一なにかが起きてしまったとしたら…とか一瞬でも考えたくないしそんな心配もしたくはないし。
というわけで彼女がいる人の家には上がらない。悲しい顔になってほしくないから男の人も上げない。そこら辺は常識というよりは思いやりの範疇だと思うけれども,まぁやめてほしいよね。私の場合は一対一で家に上げてたり泊まったりなどの事実があった場合は価値観が合わないってことで別れることも視野に入れると思う。