2023-12-03

進撃の巨人最終話アニオリ...なぁ...

最終話アニオリの何が悲しいかって、

漫画版エレンアルミンに対してのセリフエレン「お前なら…壁の向こう側に行ける」をスポイルしたとこ。


このセリフ、素直に捉えると「なんでエレンは壁ぶっ壊すのが確定してるのに"壁の向こう側"なんだ?」

ってなるんだけど、作中の今までの比喩表現提示だと思うと大分しっくりくるのよね。


エレンの地ならしって、取得しただけで過去未来も決定づけられるほど、個人が持つには大きすぎる力の比喩...ここではあえて語らないけどまぁ””アレ””だよね


~~脱線~~

実は進撃の巨人代名詞でもある、「紅蓮の弓矢」でも触れられていて、”宵闇に紫を運ぶ冥府の弓矢”

...これは「二千年若しくは万年後の君へ」で答え合わせができる。”流星に似た冥府の弓矢”

~~脱線~~


そこから考えると、巨人って武力的な概念比喩なんじゃないかと思う。

巨人の中身は人が入っている→その巨人で壁は作られている

そうすると、今まで周囲を隔てていた壁の正体は「人との境界線的」な概念に見えてくる。


そこでようやく壁の向こう側の話に戻ってくるけど、エレンは結局のところ壁を”壊す”ことしかできなかった。

地ならしで人類8割踏み殺して巨人の力...武力を失わせることによって壁を取り払う形になった。

その上でアルミンに言った「壁の向こう側」が効いてくる。


アルミンは最初から作中の敵に対して、必ず初手対話がお決まりだった。ベルトルトやアニに、ほぼ戦闘になるであろう状況でも対話を求めたり。

そんなアルミンだからこそ、エレンは”壊す”ではない別の方法で「壁の向こう側に行ける」と伝えたんじゃないか、って思うんだ。


けれど、アニメ化に当たって、今まで曲解されかねなかった虐殺部分の表現に加え、

昨今の某諸国の壁情勢(自分で調べて)を鑑みなきゃいけなくなった。だから最終回のアニオリでは


虐殺の"明確な否定"と、現状の”情勢への配慮"を同時に行わなければいけない」


...ってことでアルミンがエレンに寄り添って地獄行きになってたね。

情勢の配慮からすると多少は仕方ない...けどなぁ;;

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