五等分の花嫁は5人のヒロインのうちから誰か1人を選ぶという構造で、終盤までそれが誰かわからない
主人公は当初はよくしゃべりモノローグを垂れ流す感情のわかりやすいキャラだった
でも次第に、「誰を選ぶかわからない」というシナリオの犠牲になって何を考えているかわからない思考の死んだキャラになった
誰か1人に決めた後でまた元のように感情があふれ出すのかと思ったら、結局死んだままで終わった
主人公争奪戦が繰り広げられるラブコメって、「選んではあげられなかったが、それでも親しく接してきた負けヒロイン」に対しての主人公の対応も見せ所
でもそれもなかった
「この日に俺は好きな女のところに行きます、俺がこなかったらお前は負けたってことね」だけで終わった
絵も崩れていったし作者のやる気がどんどん失せて行って画面に熱が乗らなくなったのかなって
進撃は恋愛がメインではない
ヒロインは主人公にべた惚れだが主人公→ヒロインへの感情は最終回まで伏される
嫌ってはいないけど、対応はその他の女へとそんなに変わらんかな、恋愛どころじゃないしなーという
でも最終回で主人公は、ヒロインのこと好き好き大好き超愛してることをぶちまける
可愛くて強い女の子がずっと自分を愛してくれて、主人公の方も愛さずにはいられなかった、でもこれからは同じ道を行けないという激しい悲しみを吐露した
とってつけた感じではなく、色々と納得がいく、満足感のあるものだった
恋愛漫画じゃない進撃の方がよっぽどようやってくれた