2023-03-02

景観の動向に疑問。地域個性もっと重視されるべきでは。

景観に関する動きが日本で活発になっているように思う。

それ自体は良いことだし時代の流れだと思う。

ただ景観基準で一つ気になることがある。

景観賞受賞の新興住宅街などを見ていると地域独自性というものが重視されていないものも度々見られるように思う。

国土交通省解説では次の記載がある。

https://www.mlit.go.jp/crd/townscape/keikan/pdf/keikanhou-gaiyou050901.pdf

良好な景観は、地域自然歴史文化等と人々の生活経済活動等との調和により形成されるものであ

ることにかんがみ、適正な制限の下にこれらが調和した土地利用がなされること等を通じて、その整備及び

保全が図られなければはならない

歴史文化デザインというものも良好な景観には必要だが重視されていない例が見られるように思う。

しかしA市の街並みなのに、A市らしさがなく、世界のどの地域でも良いんじゃね?と思うような街並みでは地域個性歴史文化が生かせていないと思う。

近年では気候風土適応住宅ガイドラインを制定する動きが見られる。これにならい気候風土適応住宅に限らず地域歴史文化的なデザインガイドラインとして整理していただきたいと思う。

また近年の課題である木造建築推進も踏まえて欲しい。

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