2022-03-06

anond:20220306113334

資金需要資金調達しての支出資金不足)と、供給(貯蓄、金融市場への資金拠出資金余剰)は等しくなる。

なので、家計企業資金余剰で、政府中立というのは基本的にありえない。ありえるのは、海外資金不足=経常黒字となる。家計企業資金余剰、政府中立海外資金不足による均衡だ。

これも一つの形。しかし、企業資金余剰ということは設備研究投資をしていないことだから産業がどんどん劣化していく。資源国はなんとか設備研究投資不足でも売るものがあるが、資源呪い資源以外売るものがなくなってしまう。

また産業劣化したが資源は売れるから資源呪い資源以外売れなくなったがロシアの姿でもあろう。そして、日本新自由主義者無意識にこの状態を狙っている。日本には資源がないからどんどん貧困国になっていく。

また、厄介なのは資金調達しての支出経済理論上は投資というのだが、金融投資は、あくま金融市場への資金拠出なので、資金供給側なんだ。

金融投資合致した企業資金調達しての設備研究投資があって、経済理論上の投資として実現し、景気を上げ、産業を強化する。不景気財政黒字を狙おうとすると更に不景気となる設備研究投資がなくなり、資金調達しての支出がなくなる。

なので、財政黒字で、企業資金余剰を放置すると、産業劣化するでしょうね。

記事への反応 -
  • ロシアは面積で言えば強大で戦勝国のソ連を引き継いで常任理事国で資源も豊富なんだけど、GDPで言うと韓国に劣る位で。北の方の使い道が少ない土地が多いとは言え、資源には恵まれ...

    • ロシアはなんだかんだ政府の財政黒字と、経常黒字を続けている。この点新自由主義的でもある。 しかし、儲からない段階の科学研究投資は政府がやらないと誰もやらない。だから徐々...

      • 財政黒字って成長してないって事だからね。日本もそれを目指している連中が上にいっぱいいるから、未来のロシアになりかねん。

        • 資金の需要(資金調達しての支出、資金不足)と、供給(貯蓄、金融市場への資金拠出、資金余剰)は等しくなる。 なので、家計、企業が資金余剰で、政府が中立というのは基本的にあ...

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