2021-10-30

今ではすっかり悪口として使われなくなった「中二病

10年くらい前、「中二病でも恋がしたい」とかの影響で中二病という単語が広く知られるようになり、中二病ブーム起きた。

その頃ネットでは「中二病」が現代の「チー牛」や「オタク」や「陰キャ」のように気に入らないものを叩くためのレッテルとしてよく使われていた。

ちょっとでもカッコつけたら中二病

背伸びしたファッションして似合ってなかったら中二病

少しでもファンタジーっぽかったら中二病

ブラックコーヒー飲んだら中二病

…こんな具合に。主に「実力が伴っていないのに行動を起こそうとしているヤツ」が「痛いヤツ」として扱われ、中二病として叩かれた。中二病だけではなく「中学生」もバカ代名詞として使われた。性欲旺盛なヤツに対して「中学生みたいな性欲だな!」出来の悪い小説に対して「中学生が描いたみたいだな!」等々。当時中学生だった増田は辛かった。中学生という身分であるだけで十字架を背負わされているかのようだった。

それから10年経って現代。「気に入らないヤツにレッテルを貼るための言葉」として「中二病」や「中学生」を使う人はほとんどいなくなった。いいことだ。

今ではバカの一つ覚えみたいに言われている「陰キャ」や「チー牛」も「中二病」みたいにいつか廃れてくれることを信じている。

  • 心配しなくても次の悪口が生まれたら廃れるよ。

  • 悪口として使う場合は厨の字を使ってたでしょ というか今でも使われてるし

    • 確かにそうだよな 「中二病」だと、「まあ、どんな人間にもそういうとこはあります」ってくらいだけど 「厨二病」だと、「うわあ、あの感じね!?」的な

  • 良くも悪くも『中二病でも恋がしたい!』の影響が大きいと思う ああいう風に真正面からネタとして扱われると一気に寒いノリになるから 「チーズ牛丼食ってたら異世界に転生した」み...

    • 「陰キャ」は割と商業の創作物やメディアでも使われてるけど「チー牛」はセガの人の一件があるからかメディアで触れるのはタブー扱いされてるイメージ

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