2021-10-27

選挙に行くたびに昔のことを思い出す。

期日前投票に行ってきた。選挙のたびに普段は出向かない市の中心部を通るので、以前の町並みからの変化が興味深い。もうとうの昔に小さな本屋は姿を消してしまった。今、この地域に育つ子はコンビニ以外の本屋がない状態で育つのだろうか。

地元の人だけが利用する小型スーパー兼、雑貨店みたいな店もない。子どもが遊びに行った先であれこれ駄菓子を買うこともないのかも。コンビニがあれば、事が足りるか。

中心部にあった商店街自分子どもの頃に既に商店街の残骸みたいな感じだったが、もう容赦なく姿を消して、住宅街と一部はマンションに変わっていた。

中心部に行くまでに途中までは昔の通学路を通る。小学校に通っていた頃は、畑と雑木林ばかりで所々に集落がある感じだったが、もう雑木林はない。畑も多くの畑が耕されずに放置されてしまっている。

まだ新しい家が大量に建つだけ、うちの地方はマシなのかも。過疎化はないけれど、元からあった自然農村風景が失われて、乏しかった文化的な要素はほぼ完全に消えた。

こういうのは誰が悪いわけでもないし、どこかの政党投票すれば、昔の風景が戻ってくるわけでもない。選挙期日前投票には行くけれど、大きな変化には抗いようがないというのは虚しさを感じる。

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