2021-10-14

等価交換意味するところがいまだによくわからん

めちゃくちゃ馬鹿なこと言うけど、交換して失うものと得るもの価値が等しいなら、そもそも交換する意味がないのでは、と思ってしまう。

① 物品Aと物品Bの価値は、現時点では等しいが、将来的に一方は下がってもう一方は上がるとする(通貨でも株券でもいい)。交換する者同士がお互いに、いま向こうが持っている物品の方が将来的に価値が上がると思っている

とか、

② 大量に羊毛を持っている者と大量に作物を持っている者がいて、お互いにこんなに持っていてもしかたがないので、市場価値で同じになる分量を交換する。現金化した場合資産額は交換後も変動はないが、双方の生活は以前より向上する

とか、理屈をかませれば、まあそういうことなんだろうと思うけど、もう一つ腑に落ちない。

①の場合ではリスクとリターンがお互いに公平であってこそフェア=等価を完全化できると思うんだけど、偶然に左右されたり、多分にして情報格差による詐欺が横行しそうなのできわめて高度な知能でもなければ公平性の真偽を判断できそうもないのに、どうやってそれが等価だと証明するんだ。

だって羊毛10100円、大根も一本100円、だから等価な、つって物々交換するか貨幣を使うんだろうけど、本当に大根一本100円なのか? 誰が決めてんだ、それは。と思ってしまう。

需要供給、神の見えざる手、的なことで市場価格100円に落ち着いてんだ、ガタガタ言うんじゃねえ、ということなのかもしれないが、どうも納得いかない。

だいたい、100円分の羊毛大根を交換した後の双方の満足度は同じなのか。たぶん違うだろう。三日連続でふろふき大根食ってたら、もう要らんだろう。でも100円は100円なのだ

というか、等価交換という言葉が出てくる場面で、こんなことまで込みで考えてる雰囲気を感じない。

ハガレンは名作だが、「同程度の痛みや苦い教訓を伴うが、実行した方がギリギリ得」ぐらいな意味合いで使われている感じがして、1円でも得ならもう等価じゃねえんじゃねえか? 単なる合理的判断では? と思わなくもない。

そういうことで頭に戻ってきてしまうのだが、交換して失うものと得るもの価値が等しいなら、そもそも交換する意味がねえんじゃねえのか。なんなんだ。

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  • 価値は固定されない。だから等価交換は、時・場所・人など、「ある時」に限定して成り立つだけ。

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