2021-03-13

「シン・エヴァンゲリオン」の大人になれってのに違和感がある

大きな方向性としての大人になれってのには共感はできる。

だが、劇中の描写では大人が行いそうな行動(家庭を築くとか)をエミュレートしただけで、個人的には本質的大人になった感じがしなかった。

自分としては、間違いを認め、問題点を洗い出し、対応策を考え実行するということが大人になることだと思っている。

その途上では、自身の失敗についても、行動原理おかしかったのか、やり方が上手くなかったのかとか、きちんと考える必要があると思う。失敗したからといって全てが間違えていたわけではないんだし、全て反対の行動をすれば良いというものでもないはずだ。

そして上記のこと以上に大事なのが継続する力だとも思っている。

しかし、劇中の描写には殆どそれらが見受けられなかった。

もちろん対応策の中には社会適応するための茶番というのもある。しかし、それを茶番だと認識せず、エミュレートすることが大人になることだと思っている人も一定程度いると思う。

そしてあの映画から大人になれってのを素直に感じれるのは、そんな自分大人になったと勘違い大人のフリをしてる子供ではないだろうか。

  • 新劇ネイティブ世代って序破で高校生、大学生とかで今28~32歳くらいでしょ ちょうど世の中を知った気になってマウントしたがるオッサン化の一里塚じゃんね。 だからそんな連中...

  • 一番大人になった、ってのを説得力をもって感じたのは、ミサトの遺志を受け継いだところ 庵野のメッセージとかは知らんが、死にいく人の悲しみと思いを受け継ぐのは大人だと思う

  • 新入社員教育かよ… 自分のやったことを見つめ、今自分ができることをする、って意味では作中でも十分に描かれてると思う

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