2021-02-02

2世代ほど前の曲ばかり聞いていた親の気持ちがわかってきた

安全地帯を聞く母、小田和正を聞く父。

世にはZARDやら宇多田やら、90年代から00年代にかけて生まれた新しくて良い曲が溢れているのに、

なんでこんな古臭い曲ばかり聞くんだろうとずっと思っていた。

新しい音楽を聞かない親を、古臭い人間アップデートできない人間だと思っていた。

20年後まさか自分がそうなるとも思わずに。

 

世は2021年20年代の今、自分が聞いているのは2世代3世代も前の曲ばかりだ。

リアルタイムで聞いていた00年代の曲はもとより、(ストレイテナーとかエルレとか、当時の中高生が好きだったやつだ)

まだ音楽に大きな興味を持っていなくても「聞き覚えがある」という90年代の曲、(ビーイング全盛だな)

それどころか生まれてすらいない80年代の曲まで聞くようになってしまった。(BOOWYはいい)

だが、10年代以降の曲はほとんど聞かない、というか知らない。

 

「昔は名曲ばかり!それにひきかえ今の音楽はー!ふじこふじこ!」

などというつもりは毛頭ない。良い曲もあるはずだ。

ただ、自分が追いつけないだけ。

絶えず変化を続ける音楽シーンと、どんどんと広がるジェネレーションギャップ

それらの時代の波に、自分感性の変化(というか老化)が噛み合わない。

歳を取ると頑固になるというが、なんかちょっとわかる気がする。

歌声や歌い方が気に食わない、歌詞が刺さらない、名前が好みじゃないetc.

なにかと理由をつけて、聞かないようにしている。

自分の知っている範囲のものは心地いいんだ。

新しいものに手を出すのは、エネルギーがいる。

こうして古臭い頑固親父になっていくんだろうか。気をつけなければいけない。

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