2020-05-29

人は、麻雀の話になると馬鹿になる

たとえば、「テニスの王子様」に出てくる必殺技の多くが現実には不可能であることは、別にテニスをやったことの無い人でも誰でも理解する。

一方、これが麻雀になると、たとえば「アカギ」の浦部戦の「二筒トイツ落としを読んで河底でロンする」みたいな芸当ができると思い込む人が発生する。東大とか出てる人でも、ふつうにいるのである

そもそも現実には無理なことをやってのけるからすごい」「理屈説明の付かない戦術に身を委ねても勝つからすごい」というのが、「アカギ」の趣旨なのだが……)

「流れ」とか信じてるのは論外として、多くの麻雀初心者は、「上級者は牌の切り順などから当たり牌を一点で読める」みたいな、ちょっと考えれば不可能と分かることを信じる傾向がある。

いや、実際は初心者でなくとも

  • 数十局に一回、たまたま当たるだけ
  • 数百局に一回、牌の組み合わせから実際にほぼ一点に読める
  • 定性的には危険度が上がる

などということと、

ということの区別がついていない。たとえば、自分が3枚持っている牌が当たり牌になる確率わずかに上がるが、それで3900リャンメンテパイを崩すかどうかの判断が変わることはない。つまり、そういう知識戦術として役に立たない。

  • オンライン麻雀の牌譜を分析して、旧来の麻雀の定石戦法を否定した本を書いた人がいたような気がしたけど思い出せない。

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