2016-10-07

http://anond.hatelabo.jp/20161007135246

マジレスすると、「音を聞く」は実際に言わんよな。

「物音を聞く」とか「足音を聞く」とか「鐘の音を聞く」とか「音」の種類を限定して使う。

「音に聞く」なら慣用句として使うけど。

「目で見る」も、たとえば「富士山を目で見た」とはもちろん言わなくて、

「この目で見た」とか「自分の目で見てみろ」とか、どの目で見るのかの指示が入る。

映像」だけでは撮影したのか配信したのか購入したのか分からないし、「見る」だけでは映像を見たとは限らない。

この場合の「映像」は、もちろんテレビ映画などの動画コンテンツを指す。

「美味を味わう」がちょっとくどい表現であることは間違いなく、たいていは「○○を味わう」で済むのだが、

ただ、「東北の美味」などと言うときは、「美味」が具体的な料理特産品を指していることが多いので、

そういう場合には「美味を味わう」が有効なこともある。

オーケストラ演奏」については、

もちろん場合によっては「オーケストラを聴いた」などと「の演奏」を省略できるが、

演奏オーケストラによるものとは限らない以上、「オーケストラ演奏」という限定必要になる。

音楽を奏でる」も、たとえば「バイオリン音楽を奏でる」と言うとちょっとクドいので、それは「バイオリンを奏でる」で良いのだが、

音楽」は「一定の長さを持ち調和の取れた音の連なり」と理解されることが多いので、

適当に音を鳴らしているだけ」と区別する意味で「音楽を奏でる」と表現せねばならないことはある。

「川」の構成要素は「流れ」だけではなく、「流れ」は必ずしも「川」に限らないので、「川の流れ」という限定必要

「雲」も必ず「たなびく」とは限らず、「たなびく」のも「雲」にかぎらないので、「雲がたなびく」という限定必要

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