真面目に答えず、出来る限り嘘と虚構を織り交ぜて答えていきたい。
ああ、有名だな。
「二種類に分けたがる人間」と「二種類以上に分けたがる人間」という奴だろ?
いくつになっても変わらないって、そういうことなんじゃないかな。
好きであること、嫌いであることが言動に直結するということさ。
たまに私も余ったのを分けて貰うんだが、白いのと黒いのしか中に入ってなかったんだ。
些細なことを気にしなくなることさ。
私はな、甘い卵子焼きが許せなかったんだ。
別に食べられないわけではなかったけれども、塩がきいていたほうがいいと思っていてね。
砂糖を入れたら綺麗に焼けるだとかいう理屈が、なおさら甘えに感じたというのもあって、必要以上に憎悪を募らせていた時期が私にもあったのだよ。
今では、甘かったとしても気にしなくなって、ご飯と一緒に頬張っても構わない。
二種類以上 に 二種類 も含まれている気がする。