2015-06-07

女々しい奴め

気になる人がいる。

ずっと気になっている人。

用がなくても話はするし、軽口を言い合うことはある。

でも、踏み込めない。

支えるために後ろに立つことも、一緒に見るために横に並ぶこともできない。

できないは語弊があるな、俺がしないだけだ。

その人はよく何かに悩んでいて、結果として俺には頼ることはなく何とかしているかあきらめている。

どっちなのかはよくわからない。つまりはそういう距離感

 

俺はさ、友達ってやつはメロスセリヌンティウスのように、互いが互いを命をかけることのできる関係性だと思ってきた。

から自分の命をかけることができる間柄の人なんていないから友達はいないと思ってるし、逆に広義友達だとしても、俺のことを友達だって思ってくれる人なんていないだろう。

少なくても俺の認識では。

 

今日さ、友達とまでは言えないけど理由くその人の役に立ちたいと思ってたのに、その人が困っているのを積極的に見逃して放置した。

理由?困っていると思わなかったから。

俺が放置した後で手を差し伸べた人がいた。

後悔した。自分人生で5本に入るレベルで後悔したと、その時は思ったけど、実際はそうでもないようだ。

後悔したのなら次に後悔しないようにすればいい。でも多分俺は繰り返すだろう。だから後悔していないのだ。

 

明日は何くわぬ顔でまたこれまでと同じような関係性でいようとするんだろう。

俺の眼に見えないところで可能性が壊れたことから必死に目を逸らしながら。

そしていつか後悔したことを忘れる。

これまでもそうだったし、これからもきっとそうだ。

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