2015-05-06

GWとの関係が終わろうとしている

 私とGW出会いは八日前である。突然、GWは私の前に姿を現した。常連の店に食事をしに来たような感じで、軽やかに現れたのだ。GWはとてもダンディでエロティックセクシーだった。あまりにも素敵なので、全身が黄金に光り輝いて見えた。

 私とGWは瞬く間に恋に落ちた。それは、ご飯を食べればウンコが出るように、ごく自然なことであり、生まれた時から定められた運命のようにも思えた。

 周りの人たちは、GWとあまり深い関係になっていはいけないと言った。なぜなら、この恋には必ず終りが来るからだ。GWとの恋はどんなに長くても十日ぐらいだと。そう言って、私にGWを諦めさせようとした。それでも、私はそんな言葉が耳に入らないほどGWに恋をしていた。黄金に輝くGWに夢中だった。

 私はこの恋が、愛が、永遠に続くものと思っていた。続くはずだと願っていた。なぜなら、GWとの関係が一生続くことを望む気持ちが、私の中から止めどなく沸き上がってくるからだ。

 私はGWを愛した。心の底から愛した。毎日いっしょにいた。ずっといっしょに過ごした。一日中、いっしょに眠った。戯れた。遊んだ。普段では考えられなくなるほど自堕落生活だった。このままでは駄目になるという気持ちがあっても、自分を止められなかった。それほどGWを愛していた。

 でも、GWとの関係は終わろうとしていた。向こうから別れを伝えてきた。これ以上は一緒にいられない。もう一緒にいてはダメなんだ。お別れしなきゃいけない。GWはそれ以上の理由は語らなかった。

 涙が止まらなかった。終わってしまう。GWとの恋が終わってしまう。あんなに愛したのに、愛し合ったのに、こんな簡単に終わっていいはずがない。私はまだGWを愛している。一生愛し続けることができる。一生いっしょにいることができる。

 それなのに、GWは私の愛をもう受け入れてくれなかった。拒絶されてしまった。

 GWはもう行ってしまう。来年また会えるよと言う。気楽に言う。言ってくれる。

 だけど、私には自信がない。来年までGWへの気持ちを維持することができるのだろうか。わからない。私は来年も同じようにGWを愛することができるだろうか。わからないけど、たぶん、もう私の恋は終わってしまったのだ。

 さようならGW

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