私とGWの出会いは八日前である。突然、GWは私の前に姿を現した。常連の店に食事をしに来たような感じで、軽やかに現れたのだ。GWはとてもダンディでエロティックでセクシーだった。あまりにも素敵なので、全身が黄金に光り輝いて見えた。
私とGWは瞬く間に恋に落ちた。それは、ご飯を食べればウンコが出るように、ごく自然なことであり、生まれた時から定められた運命のようにも思えた。
周りの人たちは、GWとあまり深い関係になっていはいけないと言った。なぜなら、この恋には必ず終りが来るからだ。GWとの恋はどんなに長くても十日ぐらいだと。そう言って、私にGWを諦めさせようとした。それでも、私はそんな言葉が耳に入らないほどGWに恋をしていた。黄金に輝くGWに夢中だった。
私はこの恋が、愛が、永遠に続くものと思っていた。続くはずだと願っていた。なぜなら、GWとの関係が一生続くことを望む気持ちが、私の中から止めどなく沸き上がってくるからだ。
私はGWを愛した。心の底から愛した。毎日いっしょにいた。ずっといっしょに過ごした。一日中、いっしょに眠った。戯れた。遊んだ。普段では考えられなくなるほど自堕落な生活だった。このままでは駄目になるという気持ちがあっても、自分を止められなかった。それほどGWを愛していた。
でも、GWとの関係は終わろうとしていた。向こうから別れを伝えてきた。これ以上は一緒にいられない。もう一緒にいてはダメなんだ。お別れしなきゃいけない。GWはそれ以上の理由は語らなかった。
涙が止まらなかった。終わってしまう。GWとの恋が終わってしまう。あんなに愛したのに、愛し合ったのに、こんな簡単に終わっていいはずがない。私はまだGWを愛している。一生愛し続けることができる。一生いっしょにいることができる。
それなのに、GWは私の愛をもう受け入れてくれなかった。拒絶されてしまった。
GWはもう行ってしまう。来年また会えるよと言う。気楽に言う。言ってくれる。
だけど、私には自信がない。来年までGWへの気持ちを維持することができるのだろうか。わからない。私は来年も同じようにGWを愛することができるだろうか。わからないけど、たぶん、もう私の恋は終わってしまったのだ。
無いのなら、所詮恋は恋、ただの幻想だったんだよ。と、どこかでGWさんが言ってた。 http://anond.hatelabo.jp/20150506201324