2014-12-29

カープへの黒田復帰は果たしてそんなにいいことなのか

20億円を蹴って4億円を選んだ!…「男気」を感じさせるということで、大絶賛されている広島カープ黒田博樹投手

あちこちで大絶賛され、ヒーローのような扱いになりつつありますが、本当にこれがカープのためになるのかといえば微妙な気がしています

年俸の不均衡

安い安いとはいえ、4億円。他球団ならまだしもカープでの4億円は非常な高年俸です。いや、それどころかカープの歴代最高年俸

ちなみに次点前田健太投手の3億円。これも数日間は歴代最高年俸になっていました。

その次になるとブラッド・エルドレッド選手の1億900万円。9000万円ではなく900万円です。

ちなみに、昨年のカープ選手で、セリーグファンの印象に最も強く残ってるであろう菊池涼介選手は8500万円、シンデレラボーイ一岡竜司選手は2400万円、辛いさんは2000万円での復帰です。

エルドレッドの4倍弱、菊池の5倍弱、一岡の17倍弱、辛いさんのちょうど20倍…

じゃあ、どれだけ活躍すればいいのか

年俸次点前田健太投手2014年の成績を並べてみると

11勝9敗、防御率2.60、187投球回、QS70%、完投完封1

…とまあ、CS出場チームのエースとしては物足りない気がしなくもないですが、187回を稼いでいるのは頼りがいのある数字です。

これが26歳エース、3億円の成績。

そこに40歳が復帰、4億円。奇しくも2014年11勝9敗。

マエケンと同じ成績を残せれば御の字でしょうけど。

若手への影響

メジャー帰りの技術伝承してくれる!」「男気を見せてチームを引っ張ってくれる!」

なんて声が大きいわけですが、返す返すも4億円。

活躍すれば上記の声もその通りですが…

これがダメだった場合

「え、メジャーから帰って来ただけでそんなにもらえるんだ」

となること請け合いしかも悪いことに毎年引退を匂わせていた男、「思い出づくりに戻ってきた」みたいな空気になること間違いなし。

そして若手の間で囁かれる「あの程度の投手に4億出せる程度には金がある。だけどもっと活躍した俺には出してくれない」

ちなみにシーズン通しての貢献度は、レギュラーなら100試合以上に出場する野手の方が高くなるわけで、菊池・丸あたりは年俸格差に不満を感じるのではないでしょうか。

そもそも活躍すればいい

いろいろ書き連ねてきましたが、とにかく黒田投手活躍すればいいわけです。マエケンと肩を並べるぐらいの活躍をできれば、ファンの間には思い出補正もあるから、4億円も納得の数字になるでしょう。

これまでの言動から2015年シーズンカープ引退をするであろう黒田博樹投手。その活躍で今後数年のカープのチーム経営が変わってくるでしょう。

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