2014-07-28

先輩を追い抜いてしまった

当方、某ソフトウェア会社勤務。

文系から理系転向組で、入社当初は右も左も分からない状態だった。

PHPと言ったら真っ先に思いつくのは出版社名前だった。

から教育係としてついた先輩には多大な迷惑をかけた。

しかしこの先輩には何も感謝していない。

入社当初から

「お前には一生かかっても無理」

「こんなことも分からないのか、給料泥棒

「どうしてこんな出来の悪い奴の相手をしなきゃいけないんだ」

などと暴言を吐かれ続けた。

教育の内容と言えば、これを読めとばかりに本を貰うだけだった。

私は悔しくて夜も寝ずに勉强した。

受験の時より3倍も勉强した。

分厚い技術書を100冊読んだあたりで、先輩の言うことが分かるようになった。

しろ、その程度の事を、どうして偉そうに話せるのか、疑問に思うようになった。

元々、私の地頭力は高かったのだ。

私の飲み込みの速さは部署内でも噂になるほどだった。

2年目の半ばにして、先の先輩より力をつけてしまった。

そして、その時が来た。

新しい案件設計において、その先輩がこんな複雑な設計は使えない、と言い出した。

私は、「他所では普通に使われている設計パターンですよ」と言いたいのを飲み込んで、

しか鬱憤が溜まっていたので飲み込みきれずに、

「そうですね。チームの一番下に合わせないとプロジェクトは動きませんよね」

と言ってしまった。

周りの反応は様々だった。

プッと噴き出す者、気まずく沈黙する者、それは言っちゃいけないと目線で制する者。

先輩は顔を真赤にして震えていたが、何も言い返してはこなかった。

それからはギクシャクした空気の中で仕事をこなして、定時で帰ってきた。

明日から社内の力学はどうなっていくのだろう。

心が重い。

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