閉まりかけのドアに男の人が腕を差し入れて無理やり入りこんできた。そしてそのまま数十秒ドアを押し広げたまま動かない。こいつはなにがしたいんだと呆然としていると、その隙間から小さな男の子が入ってきた。その男の子供らしい。
その次の瞬間、その男の子が大きな声で言った言葉に私はショックを受けた。
「ああよかった!」
間に合ってよかった、ということなのだろう。あのね、坊や、君たちは間に合っていないんだよ。
http://sonicch.com/archives/25932608.html
という記事を読んだ。泥棒の親に教育された子供は、泥棒が悪いこと、してはいけないことだという常識すら身につけられないのだ。純粋な子供は、親のしていることを見習うしかできない。それがどんなことでも。
注意することも忘れ、私はただ呆然とすることしかできなかった。後悔しているが、しかし、どう注意すればよかったのだろう。もやもやしたものが胸の中に残った。
しかし、どう注意すればよかったのだろう。 注意する必要なんか無いよ。 まぁ、個人的には子供の足を引っ掛けて痛い目にあわせたいけどね。 でもまぁ、その程度は子連れなら当た...