2012-06-02

じゃんけん必勝法

就職活動ときにある会社説明会

「今から皆さんにじゃんけんをしてもらいます

といわれた。

ただのアイスブレークだったが、バッヂ最初に3つ配られて負けたら勝った人に一つ渡して最後に成績が発表される形式だった。

くだらねーなーと思いつつ、回りを見ていると「このゲームには必勝法に近いものがある!」ということに気がついた。

それは高確率で相手に「グー」を出させる方法だ。

これを使って俺は15分足らずで32個のバッヂを集めた。負けたのはわずかに一度。

もちろん1位。

ちなみにこの会社は2次面接で落とされた。

以下備忘録

1.勝負に際してヘゲモニー(主導権を握る)

周りは会社説明会で初対面ということもあってみんな緊張していた。それをうまく利用してこちらから「勝負しましょう」と軽快に勝負を持ちかける。

その時点でヘゲモニーの70%近くは握っている。さらに「最初はグー」のかけごえをこっちのタイミングでいってしまえば100%に近い。

2.掛け声を素早く非律動的に

じゃんけんをするときの80%以上は「最初はグー」ではじまると思う。初対面同士だと100%に近くなる。「フェアに行こう」って意味だろうが、これが全くフェアじゃなくて掛け声を掛ける人が圧倒的に有利。特にテンポ悪く、早口で言われたら相手のとっさの判断力は神経までいきわたることがなくなる。

3.そもそも「グー」は出やすい。

そして「最初はグー」からのチョキとパーを出す割合はそもそも低い。じゃんけんはフェアな「運げー」という共通認識が染み込んでいるから、手を変更するという有利性に誰も着目しない。その結果、出しやすいグーに落ち着く。そして場の性質も利用する。会社説明会は緊張で満ちていた。緊張は警戒心につながり、警戒心は防御につながる。防御心を抱いているとき、明らかにグーを出すという割合は高くなる。チョキとパーを出すときの心理は知らんが。

これらを利用して、俺はパーを出し続けた。グーではなくてもチョキを出されることはまずなかったので、悪くてアイコという勝負になる。アイコになれば、また最初はグーから仕切りなおしてまたパーを出す。これが必勝法だ。

大事な局面では意外と使えるかもよ。

  • へ?「最初はグー」の後に「グー」を続けて出す奴なんてあんまりみない。 「グー」を出したら「チョキ」「パー」に殆どの人は変えるでしょ。変えたくなるもんでしょ。 従って私は最...

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