2011-09-28

復興費用の過大見積り 政府=16~25兆円、大和総研=5兆円以内

http://anond.hatelabo.jp/20110927193856

レスするが、そもそも政府復興費用が過大見積りされている疑惑がある。

これが本当なら、「1人当り1,000万円配った方がトク」という論議の前提が狂う。

(但し、下記議論は原発関係費用考慮外とする)

大和総研原田泰氏が、復興総額に疑義を呈している。

大和総研によると、東北3県の資本ストック=57兆円

 (全国=1,184兆円)

東北3県の住宅戸数=237万戸

・全壊・半壊・浸水家屋数=14万戸

 つまり東北3県の中で、半壊レベルの被害があったのは

 14万戸÷237万戸=6%程度でしかない。

となると、57兆円×6%=3.5兆円程度しか、被害が発生していない、という計算になる。

資本ストックの約半分が公的ストック、半分が私的ストック類推されるが、

私的ストック復旧の全額を政府負担する必要はない。

仮に80%程度を政府負担とすると、

政府負担額総額=公的ストック復旧1.75兆円+私的ストック復旧1.75兆円×80%

=3.15兆円となる。

数値に余裕を見るとしても、せいぜい5兆円以内に収まる範囲内であり、  

政府が言うように16兆円も20兆円も掛かる、というのは、オーバートークではないか

穿った見方をすれば、復興需要あやかりたいゼネコン各社への大盤振る舞いとして

オーバースペック復興事業」を行いたい、ということか?

ケインズ的景気刺激効果はあるが)

もしくは、復興増税を口実に、財務省増税の既成事実を作りたいために、

過大な復興費用を言い立てているのか?

5兆円だけだと「増税せずになんとか乗り切れる」と反論されてしまうが、

16兆円と言い立てれば「増税やむなし」となる。

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