(ぼくはきみと空を手にとるように)
偽りのない空を眺めては祈りつづけていた
きっと誰かにこの気持ちを伝えることができるだろうと信じて
手探りで何かおもしろいことを探しつづけている
変わったことをしようとひとり黙々と考えたりもする
誰かがぞくぞくすることを与えてくれるなんておもってはいない
自分で探さないかぎり見つからないのが少ない人生のなかで知ったこと
(ぼくは)
きみは何を求めて生きていますか
(予言 きみに届け)
虚言癖のある人
知りたかったこと
知ってしまったこと
教えてくれたこと
教えてくれなかったこと
白い椅子と白い壁
きみは退屈そうに窓に映る自分の姿を見ていた
垣根のなかに入ってしまったボールをぼくたちは見つけることができなかった
25mg と書かれたこの粒を飲んだら何かが変わるのだろうか
25mg でほんとうに幸せになれるのだろうか
誰かに言わせるとそれは毒薬らしいけど
こころの傷口から入った毒はどうやってとりのぞいたらよいのですか
消えてなくなるというのはどういう気持ちですか
おもう言葉は
あらわれては
消えていく
ひどく頭が痛むんだ
ふたつの銃弾は
(銃弾は)
ひとつはきみに
(ひとつはぼくに)
青い煙がとおり過ぎる
冬に枯葉が散っていくようにぼくらも何かから切り離されるときがくるのだろうか
ときどきおもいだしては消えてゆく
他人のふりをするのは
もうやめよう
これはきみとぼくの内緒にしておこうよ
神様って人なの