数年前ネット上で話題になった立体音響。従来の左右のみの位相だけでなく、奥行き――つまり三次元的な音の捉え方によって、あたかもその音が目の前で鳴っているかのように聴こえる。都内のオーディオショップで体感したとき「これは凄い」と思ったのだが、社会的にはあまり話題にならなかった。
需要が無かった。でもそれ以上に一般の人を遠ざけた理由は、立体音響というシステム自体が、単なる音フェチのオナニー用具として機能していたからだろう。
立体音響をヘッドフォンで聴くと分かるが、首の近くで喋っているようで、くすぐったくなったり、こそばゆくなったりする。一般の人はゾワゾワして、聴くのをやめてしまうだろう。だが音フェチの人間にとっては、それこそが快感。ゾクゾクするのだ。環境音や、朗読のCDを聴きながら、心行くまでそのゾクゾク感を体感する。
一般人はおそらく、その音フェチのトンデモ具合に引いてしまったのだ。ドン引きしてしまった。立体音響が音フェチたちのオナニー用具として使われていることを敏感に嗅ぎ取った一般消費者層は、立体音響から離れていった。ただ、それだけのこと。
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