2011-03-17

今、政府福島第一原発に対してやるべきもう一つの

現在、文字通り命を削って冷却作業に当たっている自衛隊警察消防東電米軍その他の皆さんの必死な努力には胸を打たれる思いです。

しかし、現場に数十分もいられないような状態になって、放射能物質のさらなる流出を止めることができなくなったのであれば、現行の冷却作業は時間稼ぎにしかなりません。なぜなら冷却作業に投入できる人員が許容できる滞在時間の総量は、燃料が完全に冷却されるために必要な時間(数ヶ月の規模)より圧倒的に少ないかです

このような状況になった現在政府には冷却作業で時間稼ぎをしているのと並行にもう一つの事を行ってもらいたい

それは、現発近隣に住む人達の避難のための援助です

原発からどれくらいの範囲を対象にするべきかは分かりませんが、現行の30kmではあまりに近すぎます。)

具体的な内容としては、

1) 避難先の確保

2) 避難するために必要な燃料や輸送手段の供給

3) 安全に避難を実行するための順序や経路を含む計画の策定

4) 上記の準備がある程度整った段階で情報公開と避難の指示

です

現在、人員・資材・避難先などが圧倒的に不足しているので、上記の実行は困難であることは承知の上ですが、もう事実上生存の可能性のほとんど無い他の地方行方不明者の探索・救助作業を一旦停止して、現在生きている人へのさらなる被害を防ぐべく一部移動させるなどの政治的判断・努力可能であると思います。

今まで情報や対策を小出しにしていた政府東電対応からはあまり期待できませんが、なんとか今日中にできる限り早く方針を改める奇跡を願っています。

また、避難する手段のある方には、原発からできるだけ遠くに(最低50km、できれば100km以上)できるだけ早く離れていただけるように願っています。

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